柳湯
左京区菊鉾町332


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16:30〜24:00 
月、火曜日定休
小型銭湯  
番台式 
 駐車場なし
(近隣コインパーキングあり)
 店内全面禁煙
 サウナなし
 410円

昭和レトロの極みか、はたまた時代に迎合しない異空の混沌か

京阪三条駅至近距離の一等地にぼつんと存在する異空間。
いや、ひさしぶりに濃い銭湯に遭遇したな、と。
外観は実に雰囲気があるんです。
木造の町屋風の古めかしさは、夜訪れると、漏れてくる灯りが独特の風情をかもしています。
脱衣所の壁に広がるタイル絵もなかなかご立派。
残念なのは、それらの印象を軽く上回って乱雑な店内。
浴室入り口横には常連さんの桶らしきものや洗面具が危ういバランスで山積みになっています。
ロッカーの反対側には紐でくくられた古新聞、古雑誌やチラシが散乱。
なぜか5ケース組みのティッシュペーパーも値札のついたまま放置。
風呂にはいりに来たというのに、誰がお前の部屋に上げてくれというたか、といいたくなるような状態。
浴室内も恐ろしく年季がはいってます。
部分的にちょこちょこ改装の痕跡はあるんですが、老朽化がそれを上回っている状態。
とりあえず岩風呂の湯船の縁はもう限界でしょう。
元の色がわからなくなっているぞ。
配管むき出しで壁を這う塩ビのパイプにも驚かされた。
カランのお湯と水が流れているわけですが、多分従来の配管になにか不具合でもあったんでしょうな。
また12箇所ある洗い場のうち、2箇所は鏡だけで何もなく、5箇所はカランだけ、シャワーがついているのが残り5箇所という不可思議な作りにも首をかしげた。
作ってる途中で、飽きたのか?
はたしてこれはレトロなのか、ディープなのか、判別がつかない混沌とアバウトさがここにはあります。
もうここまでくると笑うしかないですな。
もうちょっとちゃんとできるだろう、といいたくなる銭湯はたまにありますが、ここの場合、そういうのを飛び越えて軽く吹き出してしまうレベルにある。
マニュアライズとか機能的とかそういうものの対極にある印象。
帰りに脱衣所で、お店のご主人が常連のじいさんの肩にピップエレキバンらしきものをはっていたのが印象的でした。
正直なところ、このままだと、たぶんこの先何十年も営業は続けられないだろうなあ、と思われますが、それを見越しての延命措置の最中に私はでくわしているのかもしれません。
   


 2012.8入浴

20時半から京都の銭湯を巡る

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