柳井湯
南区西九条開ヶ町18


より大きな地図で 柳井湯 を表示
15:30〜23:00 
無休
中型銭湯  
番台式 
 駐車場あり
 410円(サウナ込み)

湯上りにのぞむ庭園で命の洗濯

暖簾をくぐって引き戸を空けた瞬間、さすがに鈍感な私も、思わず、ああ、と声が漏れました。
左手の下足箱に対面して、小ぶりながらも目にも鮮やかな庭園が右手に。
中央の池には鯉らしき魚影。
突然スイッチが切り替わったかのように別世界。
何か間違えたか、と一瞬ひるんだ。
それぐらい隔絶してます。
私は侘び寂びとかぜんぜんわからない人なんですが、さすがにこれには唸らされました。
ああこういう見せ方、歓迎の仕方もあるのだ、と。
京都の風呂屋としてどう店を構えていくか、という部分で美意識があるように思います。
いや、お見事。
浴室は昔ながらの作り。
レトロ感漂っております。
しかしそれも庭園を見た後だと、これはこれでふさわしいのではないか、と思えるから不思議だ。
お湯が比較的熱めなのもよし。
湯船の縁がクランク型になっていて、頸を預けると後頭部が沈んでしまうのがなんだか楽しい。
子供か。
唯一残念なのがサウナで、昔ながらの顔面ばかりが熱くなるタイプ。
これはいただけない。
どちらかといえば、現状に甘んじず、きれいに改装、マイナーチェンジに腐心する銭湯が私は好きなのですが、柳井湯に関してのみ、あれこれいじらなくて正解かも、と思いました。
もしこれで浴室が機能的なクアハウス風だったら多分興ざめするだろうしなあ。
湯上りはぼーっと庭園を眺めながら脳内をリセット。
多分こういう時間を「贅沢」という。
大人がくつろぐための一店。
今後も生き残っていく銭湯のヒントがここには隠されているような気もします。
   


 2011.10入浴

20時半から京都の銭湯を巡る

inserted by FC2 system