芋松温泉
中京区壬生森町


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15:00〜23:00 
金曜日定休
中型銭湯  
番台式 
 駐車場なし
 脱衣所禁煙
 サウナなし
 410円

管理人一押しのレトロ銭湯

年月を経て黒光りする芋松温泉の看板にまず圧倒されます。
老舗の有名店のようだ。
せんべい一筋120年とか、あの手のやつ。
門構えも重厚。
しかしながら建物自体は古色蒼然と言った方がよろしい。
最近の無鉄砲な台風とかゲリラ豪雨とか大丈夫なのだろうか、と心配になる。
安いSFじゃないが、路地をうろつくうちに時代をスリップしてしまったかのよう。
本当に今平成なのか、と。
そういうたたずまい。
浴室も昔ながらの作り。
部分的に改装されてますが、色濃く昭和。
はがれたタイルを補修した後なんかも目につきます。
ただこちらの銭湯、レトロながらも広い。
どーんと、奥行きがあってゆったり。
この広さがあれこれこざかしい批評精神を封殺する。
ちょっと足を伸ばせばそこは西院の繁華街なのに、この外界と隔絶した老成したかのような空間はなんなのか、と。
ノスタルジーというかデジャヴというか。
たぶん脳内で子供の頃見た風景を勝手に再構成しているのだろうけど、やたらなつかしくてしかたない。
入浴してみて、ああこれはなにか違う、と思ったのはお湯。
肌触りが妙にさらっとしてる、というのもありますが、塩素の匂いがほとんどしない。
後で調べてみてわかったのですが、井戸水を使っているとのこと。
京都のほとんどの銭湯で使っている地下水と井戸水の何がどう違うのかよくわかりませんが、不思議に心地よい。
上桂湯を思い出したりもしました。
驚いたのは水風呂で、なんとオーバーフローかけ流し。
よく見ないと気づかないんですが、水風呂の浴槽の縁が一部削られており、そこからざんざか冷水があふれております。
壬生には他にも水風呂かけ流しが何店かありますが、このようなレトロな銭湯までかけ流しとは、こりゃもう地域性かも、と思いました。
残念ながらサウナがないんですが、ああ、そんなものは不粋だ、と実感。
普段の私ならサウナがないと20%は意気消沈しているところですが、芋松温泉に限っては何故か必要ない、と素直に思えた次第。
自分でもよくわからないんですが、あんな汗臭いものは、この浴室の均衡を崩す、と感じたのですな。
近隣にコインパーキングがなく、車で行くにはいささか不便ではありますが、なんだか気にいりました。
レトロとボロいって結構同義語なのでは、と感じることもちょくちょくあったりするのですが、こちらに限っては、上手に年を重ね、古さに価値を付加していった印象。
お湯も43℃ぐらいあってちょうど良し。
   


 2012.8入浴

約9ヶ月ぶりの入浴。
変わっていません。
ただ前回入浴したときに比べてお客さんが少ないように感じました。
曜日、時間帯の問題でしょうか。
ちょっと気がかりだ。

2013.5入浴

20時半から京都の銭湯を巡る

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